沖縄の旅


連休を利用して沖縄に行ってきました。あいにくの台風でしたが、那覇のみの滞在だったので直撃は免れ、曇り空と強風と数度のスコールに影響があっただけ。ビーチに行っても泳げないしということで、ディープ那覇観光にいそしみました。写真はそんな那覇首里金城にある大アカギ、樹齢200年以上のアカギが6本あり、国の天然記念物となっています。その木には天然の祠があり、沖縄の人々と神々との近さを感じて、手を合わせました。

首里城からその大アカギのあたりに向かうと、そこはずっと石畳の道になっています。金城町の石畳道と呼ばれるこの道は日本の道100選にも選ばれた道だそうで、独特のたたずまいを持ったところです。おそらく昔の沖縄の雰囲気を残しているのでしょう。その道に沿った家々には色とりどりの花が咲いていて、花の名前や解説を書いた立て札がかかっています。中にはどう考えても人の家の中に入らないと見れないものなんかもありますが、それがどうぞ入ってくださいというメッセージのような気もして、沖縄の人々のおおらかさなども感じられます。
写真の花は左から、サンダンカ、オオゴチョウ、一番右は失念です。

なんて風流なことを言っていますが、やはり花より団子、旅のメインは沖縄の食べ物。ということで、一も二もなく行ったのが国際通りに程近い牧士公設市場(マチグワァー)です。肉は豚中心で、三枚肉は塊で、テビチ(足)、ミミガー(耳)、チラガー(顔)などが並び、豚を真っ二つに切ったものなんかもおいてありました。魚は熱帯魚のように色とりどり、ミーバイとかグルクンとかイラブチャーという魚たちです。この市場の2階には有名なサーターアンダギー屋さん「」があり、10時の開店とともに行列が出来て、30分から2時間ほどで1日の販売数1000個が売切れてしまいます。ここのサーターアンダギーは本当においしいので、何はなくとも行ってみてください。出来立てが試食で置いてあって、それがたまらなくうまいです。

いつの間にかディープ那覇がテーマとなった旅は那覇のレアスポットへ。那覇空港のほど近くには漫湖というラムサール条約にも登録されている湿地があります。行った日は台風の後でしかも満潮時間ということで湿地の面影はなくただの太い河のようになっていましたが、岸辺にはマングローブがびっしりと植わっていて、そのそばには水面を器用に飛び跳ねるトビハゼ(通称トントンビー)がいました。それがトントンビーという魚だとわかったのは、その湿地を管理する漫湖水鳥・湿地管理センターというところに行ったから。ここでは漫湖を写すライブカメラや高倍率の望遠鏡などがあって、係りの人が説明などもしてくれて、非常に面白いです。湿地に通じる裏庭(?)にはオカガニの巣穴(かなりでかい)がぼこぼこと開いていて、運がよければカニも見られます。環境省がやっている施設なのでもちろん無料、沖縄観光の穴場中の穴場として推薦しておきます。一番右は望遠鏡で見たシラサギです。

でも、やっぱり最後はまた食べ物。ゴーヤーチャンプルーはさすがにおいしかった。おいしさの秘訣はポーク(SPAMなどのいわゆるランチョンミート)です。このポークの塩気と油っけがチャンプルー全体の味を決めます。泡盛は最近は東京などでもどこでも買えますが、沖縄の酒量販店などに行くと値段は東京の半分くらいです。本土ではなかなか手に入らない幻の泡盛なんかがお土産には人気のようです。そして、沖縄といったらやはりアイス!そして沖縄のアイスといえばブルーシールですが、写真はスターフルーティーという違うアイス屋さん。ブルーシールのさっぱり感とは違って濃厚な感じでこれまたおいしい。ブルーシールは渋谷でも食べられますが、これは沖縄でしか食べられません(多分)。

沖縄よいとこ、また行きます。