資生堂ギャラリーとかギャラリー小柳とか

昨日は、銀座をぐるぐるギャラリーめぐり。写真とか現代アートとか。銀ブラは疲れるけれど、なかなか楽しい。ブランドショップには興味はないけれど、どんどんどんどん林立中。それを尻目にギャラリーめぐり。


・メゾンエルメス「スゥ・ドーホー:リフレクション」
NY在住の韓国人アーティスト、スー・ドーホーの個展。と言ってもあるのはインスタレーション一点のみ。水色のレースのような布で門の形を作って、それが水面に映っているかのように造形した幻想的な作品。とてもよい。
建物もレンゾ・ピアノが建てた独特なガラスの箱なので、なかなか面白い。
http://www.hermes.com/webapp/wcs/stores/servlet/Hermes/eventDetails.jsp?event=220105(英語)


・ハウス・オブ・資生堂「花ノ椿」
資生堂の象徴でもある椿の花を様々に生けたり、椿について書かれた絵巻物があったりという椿の展覧会。椿についての知識は触れるが、アートとしてはまあ、こんなものかな。
http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/


資生堂ギャラリー「ローラ・オーエンズ展」
アメリカ西海岸で活躍する若手アーティスト、ローラ・オーエンズの日本初の個展。不気味さとかわいさを併せ持った感じのドローイングとミクストメディア。動物が多く登場したり、フェルトが使われていたり、独特の模様で空間が埋められていたりと、好きな人ははまるだろうという感じ。私は今ひとつぴんと来ず…
http://www.shiseido.co.jp/gallery/html/


・ギンザ・グラフィック・ギャラリー「青木克憲XX展」
広告デザイナーの青木克憲が自らキャラクターをデザインし、それを世に出すというコンセプトで行われたプロジェクト。実際に売り出されているわけではないが、グッズやアニメなども制作されていて、面白さはある。ギャラリーの中に小型のUFOキャッチャーが置かれていて、きんけしのようなキャラクターの人形が取れる。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/


・ギャラリー小柳「ダイアン・アーバス展」「ソフィ・カル+杉本博司展」
CONTACTS. [DVD]2つの展覧会を同時開催。ダイアン・アーバスのほうはポートレイト写真、正方形に切り取られた人物そのものが非常に印象的でいい。写真としてどうこくということはわからないが、その映っている人そのものがぐんっと押し出てきているようで印象に残った。ソフィ・カル+杉本博司のほうは、ソフィ・カルの代表的な作品に杉本博司がコラボレートしたという作品を展示。点数は少ないけれど、やっぱりソフィ・カルはなんだかいい。「眼に見えない人が想像する海」というような作品があって、それはなかなか考えさせられるものがあった。アート作品というのは笑えるものか考えさせられるものがいい。
ソフィ・カルと杉本博司が参加しているDVD作品→
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CET9F/hibikoreeiga-22

3/6の「ほぼ日刊 日々是映画」
オーソン・ウェルズ監督『上海から来た女』
出演:リタ・ヘイワースオーソン・ウェルズ
http://www.cinema-today.net/0503/06p.html